
モラハラボとは、新しい造語です。
パワハラ、マタハラ、セクハラ・・・
同じようにモラルハラスメントのことを モラハラ といいます。
モラルハラスメント(仏: harcèlement moral、英: mobbing)
いやがらせ、いじめ、弄り・・・望まないことをワザとして、
嫌な気持ちにさせる、ということです。
フランスの精神科医、マリー=フランス・イルゴイエンヌが提唱した言葉です。
morahara(moral harassment) + labo(laboratory)= モラハラ + ラボ = モラハラボ
モラルハラスメントに関わることは何でも考えてみよう、
学んでいこう、そんな姿勢を文字にしてみました。
この造語も、モラルハラスメントの被害者の一人が
ハッシュタグを作ろうという呼びかけに応じて発言してくれたものです。
この言葉一つに万感の思いが籠っています。
誰かが、それはモラルハラスメントではないか?というと、
面倒くさい奴だとそっぽを向く人が後を絶ちません。
なぜそっぽを向くのでしょうか。
モラルは、無意識の下にある規範意識です。
一朝一夕に出来上がるものではなく、
地道に、鍾乳洞が出来上がるように、
じわじわと形成されていきます。
・他者の存在を大切なもの(意味あるもの)と感じていない。・人は様々な他者(社会)の恩恵があって初めて生きていけると感じていない。・他者の存在は自分の欲求を達成する際の障害でしかないと感じている。・自分の世界に没入すれば他者の存在は気にならないと感じている。・そもそもそうしたことをあれこれ言われること自体が「かったるい」と感じている。といったような場合には,いくら「規範意識」を説いたところで無駄である。引用 「子どもの規範意識 規範意識の形成と教師の指導力国立教育政策研究所 生活指導センター総括研究官 滝 充」
時間と手間をかけて子どもに体験や機会を与える「教育」が
欠如している現代の世の中に蔓延っているのが
モラルハラスメントだと、私たちは捉えています。
この仕組みを解きほぐし、学んでいくことによって
モラルハラスメントの無い世の中にしていきたい。
幼児教育が大事であることは、モラルハラスメントを読み解く上で
理解に難くありません。
無意識に刷り込まれていくものを自我が確立する前に精査し、
よりよい環境を与える手立てを講じる必要があります。
一緒に学んでいきましょう。